コード進行のお勉強ノート

コード進行を度数(ディグリー)にして自己学習中。

The Beatles

For No One / The Beatles

7作目のアルバム「リボルバー(1966年8月)」に収録されたポールの曲。歌詞は、失恋男性の心境を、相手女性の心境と対比して、客観的に取り上げた内容。ベース音が順次下降し、カノン進行に似たコード進行ですが、Beatlesお得意のVIIbが出てきます。解説による…

And Your Bird Can Sing / The Beatles

7作目のアルバム「リボルバー(1966年8月)」に収録されたジョンの曲。ジョン自身は、「ゴミ箱行きのひどい曲」と言って、嫌っているようですが、ポールとジョージが弾いたとされるツイン・リード・ギターは、なかなかの出来栄えで、ツイン・リード・ギターの…

タックスマン Taxman / The Beatles

7作目のアルバム「リボルバー(1966年8月)」に収録されたジョージの曲。 税金を取る側への皮肉たっぷりな歌詞ですが、95%も税金とられたら、皮肉も言いたくなりますね。 コード見ると、いつものVIIb(しb、れ、ふぁ)も、たびたび出てきますが、I(ど・み・そ)…

エリナー・リグビー Eleanor Rigby / The Beatles

7作目のアルバム「リボルバー(1966年)」に収録された主にポールが作った曲。バイオリン起用のクラシック調の短調の曲で、クラシックの作曲家レナード・バーンスタインも絶賛。コードは、サビが、C on G→Em、Aメロで、Em→C on G→Emと、それぞれ2つのコードの…

ミッシェル(Michelle):The Beatles

6作目のアルバム「ラバーソウル(1965年)」に収録されたラブソング。Beatlesお得意の同主調の長調と短調の合体ですが、この曲は、短調>>長調。クリシエやdiminishコードもいい感じです。cover: www.youtube.comPaul: www.youtube.com歌詞+コード: MICHELL…

Drive My Car / The Beatles

6作目のアルバム「ラバーソウル(1965年)」に収録 もともと、そんなに好きではありませんでしたが、久しぶりに聞き直すといいですね。I7やIV7が、使われているので、ブルースのような雰囲気がありますし、IV7やV7(b13)で、みbが使われるので、短調が混ざった…

Norwegian Wood (邦題:ノルウェーの森) / The Beatles

6作目のアルバム「ラバーソウル(1965年)」に収録 高尚な雰囲気のある題名と曲調ですが、これは誤訳で、「ノルウェー産の木材」が正しい訳だそうです。しかも、松材(パイン材)を使用した家具がたくさんおいてある部屋が舞台というのが真相のようですから、…

In My Life / The Beatles

ラバーソウル(1965年)に収録。日本での人気投票で2位になったこともある名曲。ハ長調(C)に移調して調べると、これも、IVm(ファ、bラ、ド)、VIIb(bシ、レ、ファ)といったハ短調系(Cm)のコードや、II(レ、ファ#、ラ)という、ト長調(G)系のコードが、転調…

I’ve Just Seen a Face / The Beatles

5枚目のアルバム「Help!」(1965年)に収録。今回の日本公演でも演奏されたアコギ中心のカントリー調の曲。最高です。ハ長調にして確認するとコードは、Aメロは、Doo-Wop進行(1645)、サビは、ブルース特有の進行(V→IV→I)。もしかして、カントリー=米国の白人…

Yesterday / The Beatles

5枚目のアルバム「Help!」(1965年)に収録。 ポール・マッカートニーの弾き語り最高です。ある作曲家は、「Yesterdayは、不滅の旋律だ。・・当時のクラシックの作曲家には、バーンスタインすら、この曲を書く能力はなかっただろう」と評しています。良い曲だ…

Help! / The Beatles

5枚目のアルバム「Help!」(1965年)に収録。 まだhelp!とまでは行きませんが、寒くなってきたからか、じわじわと仕事量が増えてきました。困った時は、歌詞のように、素直に助けを求めることが大事だなと思ったのと。支えてくれている人に感謝だなと思いまし…

Can’t Buy Me Love / The Beatles

3枚目のアルバムA Hard Day's Night(1964年)に収録。 音域高いし、シャウトありの曲。76歳でこの曲を歌うなんて、ドクターストップもんだと思うのですが、日本でもkeyを変えずに歌ってシャウトまでしてくれていました。気づいてませんでしたが、Aメロは、ほ…

A Hard Day's Night / The Beatles

3枚目の同名アルバム(1964年)のA面1曲目 「せっせと働いて、気づくと夜。大変な1日だったけど、家族の顔を見ると元気が出るよ」といった内容の歌詞。 この曲でも、Beatlesお得意の「VII b」 が、使われています。「VII b」 は、ハ長調(C)では、Bb (しb、れ、…

Day Tripper / The Beatles

11枚目のシングル曲(1965年)。アルバムでは、「オールディーズ(1966)」に収録。ギターのリフが有名なROCKな曲。今聞いても、古さを感じません。コード は、II7, IV7, III7, VI なども出てきて、メジャーコードの連鎖(6種類)です。Paul(2010): www.youtube.…

If I Fell (邦題:恋に落ちたら) / The Beatles

3枚目のアルバムA Hard Day's Night(1964年)に収録。主にジョンが作った何とも切ないラブバラード。特に、イントロが、絶妙。IIm→IIb→I→VImと、普通じゃないコード(IIb)を使っている効果もあろうかと思います。2巡目は、このIIb を支点に、半音上に転調する…

You’ve Got To Hide Your Love Away (邦題:悲しみはぶっとばせ)/ The Beatles

5枚目のアルバム「Help!」(1965年)に収録。 クイーンのブライアン・メイが弾き語りしてるのを見つけました。こんなに年をとってたんですね。 これも、Beatlesお得意のVIIbが効いている曲です。Brian May: www.youtube.com Beatles: www.youtube.comBeatles: …

Ticket to Ride (邦題:涙の乗車券)/ The Beatles

5枚目のアルバム「Help!」(1965年)に収録。 9thを含むギターのアルペジオが特徴的な曲ですが、動画だとジョンとポールが、それぞれ、どのように歌っているかが、よくわかっていいですね。主にジョンが作ったそうです。コードは、VIIbΔ7が出てきたりしてます…

I Feel Fine / The Beatles

8枚目のシングル曲(1964年)。 3コードが主体で、ブルースぽい進行(V→IV)が多く出てきますが、なんといっても、ギターのリフが特徴的です。また、ジョンによると、フィードバック奏法を、1920年代を除いて、最初に録音したのは、Beatlesで、この曲が最初だ…

I Want To Hold Your Hand (邦題:抱きしめたい)/ The Beatles

I Want To Hold Your Hand (邦題:抱きしめたい)/ The Beatles 4枚目シングル曲。アメリカで1位になった最初の曲であり、日本で初めて発売されたシングル曲。全世界で1,200万枚をセールス。世界の歴代シングル売上第5位だそうです。 中学生のとき、want t…

She Loves You / The Beatles

1963年 4枚目single 動画見ると、当時のファンの熱狂ぶりが伝わってきます。すごいですね。 普通じゃないコード を探すと、II7(れ・ふぁ#・ら)と IVm (ふぁ・らb・ど)の2つが出てきます。 この曲をよく知っているからかもしれませんが、サビのII7をIIm7…

Eight Days A Week / The Beatles

「ビートルズ・フォーセール(1964年)」のB面1曲目。 ハ長調にしてコード分析すると、レ・ファ#・ラ(IIメジャー)という普通じゃないコードを多用。また、このIIは、Vへ進もうとする傾向があるコード ですが、Vに進まずIVに進むところも、斬新なところのよう…

All My Loving / The Beatles

セカンドアルバム「With The Beatles (1963年)」に収録されたLOVE SONG。日本の人気投票では13位。 「VII b」 は、ハ長調(C)では、Bb (しb、れ、ふぁ)に相当し、普通じゃないコードですが、ビートルズは、これを気に入っていて、よく使っていますね。この曲…

I Saw Her Standing There / The Beatles

ファーストアルバム(Please Please Me(1963年))の1曲目。 ロックンロールナンバーですが、コード進行見ると、単純ではなく、Aメロ、Bメロ、Aメロ、Bメロ、サビといった進行。Aメロはシンプルな基本3コード(I, IV, V)ですが、Bメロでは、VIb という普通とは…

From Me To You / The Beatles

ポールの日本公演でも演奏されてました。初期(1963年発表; single 3枚目)の曲で、何でもなさそうな曲ですが、コード進行をみると、色々練られているのがわかります。keyはC(ハ長調)なのに、FmやGmやD7が出てきます。Aメロ後半のFmは、サブドミナント・マ…

We Can Work It Out (僕たちはきっとうまくやれるさ)/ The Beatles

1965年12月に発表の11枚目シングル曲で、1966年のアルバム「オールディーズ」に収録。今回のポールの日本公演でも演奏されました。 考えの違う人間同士、ぶつかってケンカすることもあるけど、相手の立場に立って考え、お互いを尊重し、相手の意見に耳を傾け…