コード進行のお勉強ノート

コード進行を度数(ディグリー)にして自己学習中。

Yesterday / The Beatles

5枚目のアルバム「Help!」(1965年)に収録。
ポール・マッカートニーの弾き語り最高です。ある作曲家は、「Yesterdayは、不滅の旋律だ。・・当時のクラシックの作曲家には、バーンスタインすら、この曲を書く能力はなかっただろう」と評しています。良い曲だとは、わかるけど、どうして、そこまで絶賛されるのか?、その理由が知りたくて調べると「この曲のポイントは、なんといっても歌い出しのI-VIIm7のリディアン的進行とメロディックマイナー・・」と難解な説明。理解しやすくするために、ハ長調(C) / イ短調(Am)に移調して、コードを見ると、CからBm7に進行(つまりIからVIIm7)していて、Bm7で、ファ#が含まれています。ド・レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ドという音階(リデイアン・スケール)で始まっているとの解釈のようです。続いて、ソの#を含むE7を経由して、イ短調(Am)へ部分転調しています。短調の音階にも、いくつか種類があるようですが、ここでは、ファとソが#した音階。すなわち、ラをI番目として、数え直すとVIとVIIの♭が無くなった短調の音階=メロデイックマイナースケール が使われているということのようです。こういう「リデイアン」とか「メロデイック・マイナー」とかの、少し違う音階による独特な雰囲気がこの曲を一層良いものに押し上げている気がしますし、新しいポピュラー音楽を、クラシックの作曲家よりも、先に作ったことが、高い評価に繋がった一つの要因かもと思いました。
動画:
youtu.be

解説:
名曲「イエスタデイ」のモードの話〜ビートルズ楽曲topic★★★ - 音楽教室運営奮闘記

Notes on "Yesterday"


歌詞コード:
Yesterday / THE BEATLES ギターコード/ウクレレコード/ピアノコード - U-フレット

スティーブ・ライヒの発言:
バーンスタインの思い出:相聞花伝ブログ:So-netブログ

1 (73) 6 (45) (17) (62) (41) 7小節 繰り返し 7=VIIm7, 3=III7,2=II7
(III7 sus4 III7) (6543) (25) 1 4小節 繰り返し 3=IIIm7, 2=IIm6
最初の7小節。
ending 2小節 1241