コード進行のお勉強ノート

コード進行を度数(ディグリー)にして自己学習中。

VIb - VIIb

短調でのVIb - VIIb (6b-7b)

短調で、VIb - VIIb (6b-7b)は、よく使われています。VIb - VIIbの後は、IIIb、Im、Vmの3つが多いようです。(1)VIb - VIIb - IIIbの進行(短調の673):ImをVImで表現すると、IV - V - I (451)を含むもの ①Im - VIb - VIIb - IIIbの進行(短調の1673):ImをVI…

長調でのVIb - VIIb (6b-7b)

長調にて、同主短調からの借用和音(モーダル・インターチェンジ・コード)である「VIb - VIIb」 を経て、Iへ終止するパターン「VIb - VIIb - I」は、Beatlesが得意とした進行ですが、マリオのステージクリアの時の音楽で、使用されているため、マリオ進行とか…

粉雪 / レミオロメン

コード進行は、Introが、I-Isus4の繰り返し。Aメロが、I-VIm-I-VIm(1616), IV IIm V(425), Bメロが、VIm-I-IV-V(6145),IIIm VIm (IIm IIIm) IV V (IIIm V)(36(23)45(35)), サビが、IV-V-VIm-V(4565), IV-V-VIm-IIIm(4563), Bメロ〜サビは、平行調(短調)ぽ…

神田川 / かぐや姫

短調でコード進行は、Aメロが、Im-V7-Im (1511)から始まって、VIb-VIIb-IIIb-V7 (6735)。サビは、V7ではなくて、Vmで、Im-Vm-Im-Vm (1515)から始まって、 (Vb-VIIb)-IIIb-VIIb-Im (67371)。 1973年発売。作詞:喜多条忠、作曲:南こうせつ。注) 短調のダイア…

戦場のメリークリスマスMerry Christmas, Mr. Lawrence / 坂本龍一

半音下げてコード進行みると、JPOP王道進行(IVM7-V/IV-IIIm7-VIm(4536))や、IVM7-V-VIm-V(4565)など、IV-Vから開始して、VImも含むパターンが頻出しています。Iがほとんどでてこないので、平行調(短調)と解釈した方が良さそうです。ご本人の解説でも、変ロ…

「ガール」 Girl / The Beatles

コード進行みると短調で、VerseはIm-V7-Im-I-IVm-IVb-Vから開始。Refrainが、IIIb-Vm-VIb-VIIb(平行調のI-IIIm-IV-V))。主に、ジョンの曲。アルバム「ラバーソウル(1965年)」に収録。 注) ダイアトニックコードのm(マイナー)は、省略しています。 Key: Cm -E…

DIAMONDS / PRINCES PRINCES

コード進行は、Introは1625、Aメロは前半がIのI度下降クリシエ、後半2536, II7-V7, 251など。Bメロは、JPOP王道進行(4536)の後に、(IIm-I)-IV-Vの進行で、ベース音が、1音〜半音づつ上昇するアレンジ。サビが、ベース音が半音づつ下降する。順次下降のカノン…

真夏の夜の夢 / 松任谷由実

1993年7月リリース。短調の曲。コード進行みると、AメロのIm-VIb-VIIb-IIIb(1673)は、小室進行に相当。ノンダイアトニックコードは、Aメロの、IV#dim(ふぁ#, ら, ど、みb)や、Bメロの、I7(ど, み, そ,しb)、IV#(ふぁ#=そb, しb、れb)。 Key: Cm 注)短調…

チャコの海岸物語 / サザンオールスターズ (作詞作曲:桑田佳祐)

1982年1月リリース。ノーテンキな夏歌ですが、コード進行やメロディからは、短調のようです。Aメロの最初の4小節は、1m-4m-7b-3bと4度で進行し、V7からImに戻ります。Bメロは、4mから、7b-3bと4度進行し、セカンダリードミナント(I7)を経てIVmへ。そして、ド…

勝手にシンドバッド / サザンオールスターズ (作詞作曲:桑田佳祐)

1978年リリースのデビューシングル。ノリの良い夏歌ですが、短調と考えました。Im - IVm - VIIb - IIIbは、小室進行(6451)の亜型(6251)でもあります。key: Em Intro: 1m 4m 7b 3b, 1m 4m 2Δ (4 4# 5) : 2Δから5まで7thAメロ: 1m 4m 7b (3b 5), 1m 4Δ(7th) (…

きみと恋のままで終われない いつも夢のままじゃいられない

(唄&作詞 倉木麻衣, 作曲 中村泰輔)「名探偵コナン」のオープニングテーマ。 コード進行は、JPOP王道進行(4536)や、IV-V-VIm-V, IV-V-I-III7, など、大部分が、IV-Vから開始する進行ですが、短調と考える方が自然ですので、VImをImと考えて表記しなおすと、4…

P.S.アイ・ラヴ・ユー P.S. I Love You / The Beatles

主にポールの作品。こんな初期から、VIb, VIIbを上手に使って、これだけの曲を作ってたなんてすごいなと思います。IVの後のVII(7th)は、よくわかりませんが、IV7の裏コードという解釈もあるようです。VII(7th)ではなく、IV#dimにしている方もあるようですが…

ポリシーン・パン Polythene Pam / The Beatles

ジョンの曲。コード進行は、VIIb-IV-I, VIb-VIIb-Iというように、3コード(I, IV, V)+ VIIb + VIb + IIIの6種類のメジャーコードの連鎖で構成されています。パンクロックぽい感じ。歌詞は、皮のブーツと、キルトを履いて、ポリシーン(ポリエチレン)のような…

パペピプ☆ロマンチック / 吉武千颯 (作詞:高瀬愛虹 作曲:田村信二)

「スター☆トゥインクルプリキュア(日曜朝8:30-)」のエンディング曲。娘が好きで、毎週、踊りながら歌っています(笑)。U-フレットや楽器.meには未掲載ですが、コード進行検索したら、色々ありました。ありがとうございます。Key:F#m サビ: 1m 4m 7b 3b, (6…

千本桜(作詞作曲: 黒うさP)

コード進行は、サビで小室進行(6451)が、出てきますが、この曲は短調のようですので、1m-6b-7b-3bとも解釈できます。2011年に黒うさPが作詞・作曲・編曲し、ボーカルに音声合成ソフト「初音ミク」を使用してインターネット上で公開した楽曲。Key: Dm Intro: …

さらばシベリア鉄道 / 大瀧詠一

春一番の「Im - IIIb - VIIb - Im」というコード進行を弾いていて、思い出しました。3月といってもシベリアや北海道は、まだ雪景色でしょうね。1980年に、太田裕美の歌唱、1981年に大瀧詠一(アルバム『A LONG VACATION』)の歌唱で発売。Key: Em Intro: 1m…

春よ、来い / 松任谷由実 (1994年)

今の季節(3月)にあいますが、歌詞からは、別れや悲しみや絶望感を感じてしまう曲です。コード進行をみたら、短調でした。悲しい感じがするのは、歌詞のせいだけではないようです。また、短調だからこそ、歌詞の古風な言葉と合うのかもしれません。 VIb(6t…

ザ・コンティニューイング・ストーリー・オブ・バンガロー・ビル The Continuing Story Of Bungalow Bill/ The Beatles

ジョンの曲。虎狩りに行った青年に対する怒りから、彼を皮肉って作った歌。アメリカ の 西部 開拓 史上 の 英雄 と 言わ れ た バッファロー・ビルをもじって、住んでいたバンガロウに引っ掛けて、バンガロウ・ビルという主人公の話にしたとのこと。オノヨー…

Lady Madonna レディ・マドンナ/ The Beatles

ポール作の、ピアノとベースがカッコイイROCKな曲。ポール曰く、「全ての女性についての曲だ。一体どうやってるんだろう?子供を抱いて、ご飯を食べさせて、お金を稼ぐ。すごいことさ。」とのこと。コード進行では、Aメロ最後で、VIb- VIIb-Iが出てきます。…

「U.S.A」/ DA PUMP

2018年発売の曲ですが、cover曲で、原曲は、1992年の洋楽(Joe Yellowの「U.S.A」)とのこと。 子供達にも人気のようです。ノリノリで、各種替え歌も秀逸です。 気になって、コード進行分析してみました。ロ短調(Bm=Im)と考えると、イントロ、Aメロ、サビは…

「パプリカ」(作詞作曲:米津玄師、歌:小学生ユニットFoorin(フーリン))

娘のために伴奏練習。NHKの2020応援ソングということで、紅白でも歌われるそうです。 Aメロは、定番のカノン風(1565, 4511)、Bメロは、中島みゆき・地上の星風の期待感増幅進行(63(45)1)→J-POP王道進行(453Δ6)。2巡目最後の6mを6Δに置き換えたことを契機に、…

I Am The Walrus アイ・アム・ザ・ウォルラス / The Beatles

アルバムでは「マジカル・ミステリー・ツアー (1967)」に収録。管弦楽もふんだんに取り入れてあり、完成までに1ヶ月を要したというジョンの力作。人気投票も23位と結構上位。変わった曲ですが、「100年は楽しめる曲」と、ジョンが自負しただけあって、面白い…

ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ/ The Beatles

アルバム「サージェント・ペパーズ・・・(1967年)」に収録。主にポールの作。リンゴ・スターの歌唱。 「友達が“ほんの少し”助けてくれるだけで、僕はなんでもで頑張れるよ」という趣旨の歌詞とほのぼのとした曲調が好きです。色々な人にカバーされてるようで…