長調でのVm
長調のコード進行でのVmの用途を分類すると、(1)借用和音(モーダル・インターチェンジ・コード)、(2)Vmを利用して、転調するパターン、(3)ミクソリディアン・モードの曲などが考えられます。 続いて、その時のコード進行のパターン別に分けると、一番多い…
Verse前半のコード進行は、I-I7-IV-IVmのアレンジ型と考えるとわかりやすいと思います。I7のところをIVのIIm7-V7である、Vm7-I7に分解して、IVmのところを、backdoor進行のIVm-VIIb7に変更ということで、説明できますし、他の曲のアレンジにも応用できると思…
コード進行には、王道な定番進行や、かっこいいコードがふんだんに使われていますが、9th, 11thなどのtensionが多く使われていて、洒落ています。 まず、Introは、カノン様の進行(1561, 4325)。Aメロは、簡単に書くと、前半が1425, 3625で、循環コードのリズ…
コード進行は、分数コードが多く、一見複雑ですが、分子と分母に分けて考えると、わかりやすいようです。簡略化すると、Aメロは、I - IIIm - IV - IIm (1342), V7 - IIIm - IV - V7 (5345)。I, IV, Vのところで、それぞれ、ベース音が、ルート音からM7thある…
コード進行みると、I(およびI7), IV, Vm, VIIbの4つのコードで構成されていて、普通じゃないということがわかりますが、この曲が、ミクソリディアン・スケール(どれみふぁそらしbど)の曲だということを知ってから、見直すと、この4つのコードが、この音…
コード進行みると、IIm-Vm-IIIb-IVとか、VIb-Vなど、同主調短調のコード(Vm、IIIb、VIb)が、結構使われてます。歪んだ音がかっこいいんですが、エレキギターじゃなくて、ポールのベースギターです。 ジョージの曲。"Think For Yourself"は、「自分の頭で、よ…
コード進行は、Verseが、I-IV-IIm-V (1425)からはじまるが、IVにadd9。IImはV7sus4でもよいよう。2回目は、I-IV-VIIb-Vで、IImのところがVIIb。その後は、I(6th)-I (あるいは、VIm-VIm7)-IV-VIIb-VIm-Iと進行。サビで、Vmが登場。Vm-I-IV-IImは、IVにとって…
コード進行みると、IV#dim, VIb, VIIaug, VIIbとノンダイアトニックコードが結構使われています。IV#dimは、IV-IV#dim-Iという使われ方。Verseは、IとVIbの2つのコードのみで、VIb(らb, ど、みb)が、重要な役割を演じてます。Bridgeでは、「ど-し-しb-ら(…
「向かい風の中で、嘆いてるよりも、上手くいくことを想像すれば、いつの日か変わる時がくる」から始まる前向きな応援ソング。 コード進行は、Introは、1645の発展形で、V7のところがIIm-Vsus4-V7となっている。Aメロは、1645あるいはカノン進行の応用のよう…
コード進行みていくと、Aメロは、I-V-IV-IVmで、Bass音がI-VII-VI-VIbと順次下降となっています。サビは、JPOP王道進行→IIm7-IIm7/V-I-(Vm7-I7)→JPOP王道進行→IIm7 -IIm7/Vという風になってます。1992年発売。作詞:夏目純、作曲:都志見隆。注)ダイアトニッ…
コード進行みてみると、長調だと思いますが、短調ぽいところも結構あります。IV(あるいは、VIb)が間にあるものの、IからはじまってVIIm7(b5)-III7-VImという進行が、Aメロの最初に来るのは、安全地帯の「Friend」や、MISIAの「逢いたくて」と似ています。VIm…
コード進行みると、I-Iaug-I(6th)-I(7th)という、5度音が、増5度→6度→7th(7b)と半音づつ上昇するクリシェが登場します。ダイアトニックコードのマイナー(m)は省略 Intro: (1 4)(5 3Δ) 6 (4/5 5) Aメロ: 1 1aug 1(6th) 1(7th), 4 (3 6) 2 (5s 5), A' 1 5#dim…
コード進行をみると、Aメロは、1625(I - IVm - IIm-V7)や3625(IIIm VIm IIm V7)といった4度進行の多い進行。Aメロの最後で、IIm(れふぁら)をVIIb(しbれふぁ)に替えて、少し変化をつけてます。サビでは、I-Iaug-I(6th)-Vm-Iという、移動ドで、そ→そ#…
コード進行のキモは、「I-I7-IV-IVm」。SWEET MEMORIESに雰囲気が似ています。1990年発売。BEGINのデビューシングルにして最大のヒット曲。ダイアトニックコードのマイナー(m)は省略 key:A Aメロ: 1 1/7b 4 4m, 1 1/7b 4 4m, 1 5, 1 1/7b 4 4m, 1 1/7b 4 4m…
いろいろな人に歌われている曲ですが、原曲は、1967年のクロード・フランソワとジャック・ルヴォーが作曲したフランス語の歌「Comme d'habitude」だそうです。Aメロは、「ど-し-しb-ら」と、ベース音が半音づつ下がる「I - IIIm/VII - Vm6/VIIb - (VI7sus4 -…
コード進行をみていくと、Aメロは、ベース音が順次下降するカノン進行が基本。Bメロは、分数コードが盛りだくさんですが、、基本は、I-IV-V-VIm, I-IV-V-Iで、ベース音を順次上昇させているようです。サビもベース音が順次下降していますが、VImの前にIIm-V7…
Aメロのコード進行は、カノン進行(1563, 4145)の63と41を入れ替えたような構造。I-V, IV-I, IVm-IIImが、それぞれ5度進行のペアで、2拍目の裏から3拍へのシンコペーション。サビでは、VとVImの間のV#dim、IVとVの間にII7/IV#など、クロマティックなコードを…
1999年8月リリースのメジャー3作目のシングル。 aikoさんのメロデイラインは、安定的なコードでは、コードから外れて、不安定なコードでは、コードに寄り添う傾向にあるそうです。コード進行みてみると、同主短調のコード(VIIb, VIb, IVm, Vm)や、III(み、…
ポールとジョンの共作。コード進行は、4コード主体ですが、Vm(そ, しb, れ)が使われているところと、Vの前でII7が使われているところがあります。1963年リリースの4枚目シングル「She loves You」のB面曲。注) ダイアトニックコードのm(マイナー)は、省略…
「日本のサンバを作りたい」という思いから作られたそうです。コード進行は、IIIm7 -Vm7 -IVM7 %, IIm7 IVm7 IIIm7 VIm,って、VmやIVmを、上手に盛り込んでいます。Bメロでは、V、VII 、IでのII-V-Iが繰り返されます。 1995年発表。Key:B Intro: I % IIm7/VI…
コード進行みますと、メジャー7thコードが4種類もある上に、たびたび出てきますので、この曲の雰囲気をメジャー7thコードが形成しています。VIIb M7thは、「My Cherie Amour」でもありましたが、構成音は(しb、れ、ふぁ、ら)で、IIm(れ・ふぁ・ら)を含む…
ポールの作曲。ビートルズ4人での最後の演奏。3部構成。1部はコード進行が、I-IVとII-V(1音上のI-IV)の後、I - IIIbdim と進んだ後に、リンゴの最初で最後のドラムソロ。2部は、I(7th)- IV(7th)の繰り返しで、ポール、ジョージ、ジョンの順で、2小節づつ3回…
Bメロ後半のコード進行をみていきます。CM7-C#dim-Dm7-G7(13), Gm7-Ebm6-Gm7-C7,で、Bメロ前半の6小節目で、Amに転調していましたが、ここは、Amの平行調(C)へ転調したものと思われます。Cのkeyで、ディグリーで表記するとIM7-IIbdim-IIm7-V7(13), Vm7-IIIbm…
Aメロ最初の5小節は、「DM7-Bbdim7-Am7-D7-GM7」ディグリーにすると、「IM7-VIbdim7-Vm7-I7-IVM7」で、ダイアトニックコードは、IM7とIVM7だけです。Vmは、ドミナントマイナーとも呼べますが、それより、Vm7-I7は、IVに進行するためのIIm7-V7と捉える方がシ…
ポールの曲。ポールのアコギのイントロが素敵です。Aメロは、ダイアトニックコード(1245)のみですが、V→IVが繰り返し出てきたり、変拍子で、拍子がコロコロ変わっています。Bridgeで、同主調短調へ転調しているようです。ポールとリンダがドライブをしていた…
ジョンの曲。イントロのリフがカッコいい曲。コード進行は、メジャーでありながら、verseで、Vm, VIIbを使用し、ミクソリディアンあるいは、それに近いモード。Refrainで、同主調短調へ転調。録音は1968年2月。Yellow Submarine(1969)に収録。Key: B - BmInt…
ジョンのスリーフィンガー奏法での弾き語り曲。 亡き母(Julia)への歌。前半はメジャーkeyなのに、とても物悲しく感じます。verse(I - VIm -IIIm)で、Top(1弦)の音を、そ(実音はA)に固定したり、Refrainで、Vm, VI7, IV7, IVmなど使用していることが、そう…
『ラバー・ソウル(1965年)』に収録された。ジョージ・ハリスンの曲。ビートルズの1966年の海外ツアーでも演奏されました。7FrカポのDフォームで、こんな風に弾いてるですね、なるほどです。コード進行も、Vm利用してのIImへの転調とかも出てきます。Key:A In…
1980年代後半の曲だと思ってたら、結構昔(1978年)でした。発売当初は5万枚くらいしか売れてなかったそうですが、ロングランを続け、色々な人にカバーされ歌い継がれています。1978年に、J-POP王道進行(4536)を、使うという先見性が気になって、調べてみる…
作詞:秋元康、作曲:角野寿和・青葉紘季 NHK連続テレビ小説『あさが来た』の主題歌として制作された楽曲。2015年発売。 人生を紙飛行機に例えた歌詞で、子供からお年寄りまで人気のある曲ですが、コード進行も王道のコード進行。kiroroの「未来へ」でも使わ…