コード進行のお勉強ノート

コード進行を度数(ディグリー)にして自己学習中。

The Beatles

「ノー・リプライ」No Reply / The Beatles

コード進行は、IV-V7-Iからの開始ですが、6th(13th)系のtensionが味を出しているようです。Bridgeで、I-III-VI-%, IIm-IV-I-%で、III-VIが面白いです。"This happend once before. When I came to your door. No replay."「前にも一度こんなことがあった。家…

「アイル・ビー・バック」 I'll Be Back / The Beatles

コード進行は、Introが長調(I)で開始するも、Verseは、頭から同主調短調(Im)へ転調。Im-VIIb-VIb-Vと進行し、そしてまた長調(I)に戻る。Bridge1は、前半がVIm-%-IIm-%で、平行調(短調)のIm-IVmに相当。後半は、VとIVを行ったり来たり。Bridge2は、IIm-%-II…

「ユー・キャント・ドゥ・ザット」 You Can't Do That / The Beatles

コード進行は、Verseが12小節のブルース進行。Bridgeは、III7-VImから始まって、IIm-IIIm-(I or V7) 。ジョンの曲。You Can't Do Thatというのは、前後の歌詞から考えると、あの男と話をしてはダメといった意味と思われます。アルバム「A Hard Day's Night」…

「家に帰れば」 When I Get Home / The Beatles

曲はサビから開始。コード進行は、最初の4小節A=Iが続いた次は、IV-VIIb-Im-VIIbと、同主調(Im)転調を経て、その平行調(長調;IIIb)へ。Verse-Bridgeでは、I-IV、I-VIm、IV-Vの繰り返し(1414, 1616, 4545)多し。ジョンの曲。" I got a whole lot of t…

「今日の誓い」 Things We Said Today / The Beatles

コード進行は、Im-Vm7の繰り返し(短調)から始まり。続いて、IIIb-IIIb(7,9th)-VIb-IIbは、VIb(=F)へ部分転調と考えました。Bridgeは、同主調(長調)に転調。I-IV-II-V, I-IV-II-IIb。 ポールの曲。"You say you will love me If I have to go. You'll be …

「ぼくが泣く」 I'll Cry Instead / The Beatles

コード進行をみると、Verseは、3コードのみですが、Iの5th-6thの繰り返しがいい感じ。Bridgeでは、IIIm - II7 -V -VIm - II7-Vで、それまでと雰囲気が変わっていい感じ。失恋で泣いているというのに楽しい感じの曲。"I'm gonna break their hearts. all roun…

「エニイ・タイム・アット・オール」 Any Time At All / The Beatles

サビから開始。コード進行は、VIm-I-V7-%, VIm-IV-V-I, とVImから開始。Verseは、I-IIIm-VIm-IVm, I-Vとなっているが、移動ドで、「ど-し-ら-らb-そ-し」と、クリシェのような順次下降になっている。ジョンの曲。" If you're feeling sorry and sad, I'd rea…

「テル・ミー・ホワイ」 Tell Me Why / The Beatles

コード進行は、Introは、IIm7-V7の繰り返し。RefrainとVerseは、大部分が、I-VIm-IIm-V7 (1625)の繰り返し。ジョンの曲。「泣いた理由を教えて」「どうして僕に嘘をついたの」「僕を一人残して行ってしまうのかい」「僕の何が悪かったのか教えてよ」といった…

「アンド・アイ・ラヴ・ハー」 And I Love Her / The Beatles

コード進行は、IIm-I(6th)あるいは、IIm-VImの繰り返しが、とても多く出てきます。平行調(短調)と解釈すると、IIm-VImは、IVm-Imに相当。VIm-V-VIm-IIIm、VIm-IIIm-V7は、Im-VIIb-Im-Vm, Im-Vm-VIIb。ポールの作ったLOVE SONG。ジョージの弾くナイロン弦の…

「すてきなダンス」 I'm Happy Just To Dance With You / The Beatles

IntroのVIm - IIm -III7のコード進行(6-2-3)は、平行調(短調)の3コード、Im-IVm-V7 (1-4-5)に相当。ジョンがジョージのために書いた曲。「あなたと踊る。ただそれだけで僕は幸せなんだ」といった内容の歌詞。アルバム「A Hard Day's Night」(1964年)に収録。…

「恋する二人」 I Should Have Known Better / The Beatles

コード進行みると、IntroとVerseに、I-Vの繰り返しがたくさん登場。Bridgeの前半は、VImはじまりで、平行調(短調)ぽいです。主にジョンの作。アルバム「A Hard Day's Night」(1964年)に収録。 I Should Have Known Better ( with a girl like you. )は、「…

「アイ・コール・ユア・ネーム」 I Call Your Name / The Beatles

コード進行みると、I-VI-II-V、 II-IV-I、II-VIb-Vなど、メジャーコードが、6種類登場し、連鎖してます。主にジョンが、16才の頃に作った曲。1963年にビリー・J・クレイマー&ザ・ダコタスに提供し、翌年にセルフ・カヴァー。注) ダイアトニックコードのm(マ…

「ジス・ボーイ」This Boy / The Beatles

Verseのコード進行は、I-VIm-IIm-V (1625)の繰り返し。1963年発売の5枚目シングル「抱きしめたい」のB面曲。注) ダイアトニックコードのm(マイナー)は、省略しています。 Key: D Intro: 1/3 1/2 1/3 Verse: 1 6 2 5, repeat × 7Bridge: 4 % 3Δ %, 6 % 1(7th)…

ホールド・ミー・タイト Hold Me Tight / The Beatles

コード進行は、I-IV-II-Vから始まって、定番のI-I7-IV-IVmへ。Bridgeは、IIIbの登場で、雰囲気が変わります。主にポールが作った曲。アルバム「With The Beatles」(1963年)に収録。注) ダイアトニックコードのm(マイナー)は、省略しています。 Key: F (Eで演…

リトル・チャイルド Little Child / The Beatles

コード進行は、3コード+ドッペルドミナント(II7)で構成されたRock'n Roll。Verseは、I - I -( I - IV )- I, V - IV - II - V, ジョンとポールの共作で、ジョンのハーモニカとポールのピアノがカッコイイ。アルバム「With The Beatles」(1963年)に収録。注) …

ドント・バザー・ミー Don't Bother Me / The Beatles

短調の曲。コード進行みていくと、VIIbから始まってIm, Vmから始まって、IVm→IIIb(7th)あるいは、IVm→IVを経てImへ。それと、Im→IV→Im。V7(そ, し, れ, ふぁ)は使われず、Vm(そ, しb, れ)だけが使われているのと、IVm(ふぁ,らb, ど)のところと、IV(ふぁ…

オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ All I've Got To Do / The Beatles

コード進行は、VImの登場頻度が多い気がしたのと、VerseのIIm-IVm-Iがいい感じ。Introのジャーンのコードは、Eaug(9th, 11th)だそうです。主にジョンが作った曲。アルバム「With The Beatles」(1963年)に収録。注) ダイアトニックコードのm(マイナー)は、省…

イット・ウォント・ビー・ロング It Won't Be Long / The Beatles

コード進行みると、IV#dim, VIb, VIIaug, VIIbとノンダイアトニックコードが結構使われています。IV#dimは、IV-IV#dim-Iという使われ方。Verseは、IとVIbの2つのコードのみで、VIb(らb, ど、みb)が、重要な役割を演じてます。Bridgeでは、「ど-し-しb-ら(…

アイル・ゲット・ユー I'll Get You / The Beatles

ポールとジョンの共作。コード進行は、4コード主体ですが、Vm(そ, しb, れ)が使われているところと、Vの前でII7が使われているところがあります。1963年リリースの4枚目シングル「She loves You」のB面曲。注) ダイアトニックコードのm(マイナー)は、省略…

サンキュー・ガール Thank You Girl / The Beatles

コード進行みると、大部分は3コードで、Bridgeの最初の1小節のみVIm。 主にポールの曲。毎日山のような贈り物とファンレターが届くようになったことから、ファンの女の子たちへのお礼を言うために書いた曲とのこと。1963年リリースの3枚目のシングル「From M…

ゼアズ・ア・プレイス There's A Place / The Beatles

ジョンとポールの共作。名曲の中に埋もれている名曲だとGabrielle Aplinさんのcoverを聞いて感じました。歌詞もいいです。Strawberry Fields Foreverに通じるような気がします。サビのコード進行「VIm - II - I - III」をどう解釈していいのか迷いますが、平…

ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット Do You Want To Know A Secret / The Beatles

主にジョンが作った曲で、ジョージがlead vocal。コード進行をみると、Introが、同主調短調になっています。こんな初期から、こういう洒落た曲作りをしていたんですね。IIIm - IIIbm - IIm と半音づつ下がるのもイイ感じ。IIbが使われていることもあるようで…

ミズリー Misery / The Beatles

ジョンとポールの共作。コード進行は、I, VIm, IV, Vの4コードのみで構成され、暗い曲ではないが、歌詞は、「世界中が私につらくあたるの…みじめだわ」といった悲観的な内容。ヘレン・シャピロのために書かれたが、採用されず、ケニーリンチの曲となった。他…

アスク・ミー・ホワイ Ask Me Why / The Beatles

Verseは、123(4)と進んで321(あるいは4341)と戻るコード進行。ノンダイアトニックコードに注目すると、III7、II7、IVm、Iaug。III7、II7は、それぞれ、VIm, V7のセカンダリードミナントで、IVmは、サブドミナントマイナー。I augの役割は、IVのセカンダリ…

プリーズ・プリーズ・ミー Please Please Me / The Beatles

主にジョンの作品。2枚目シングル(1963年)のA面曲。3コード( I, IV, V)の割合は多いですが、IIIb - IV -Vとか、IIIb-VIb-Vという風に、IIIbやVIbを上手に使っています。アルバム「Please Please Me」収録(1963年)。Key: E Intro1 1 1 1, Verse1 1 (4 1) (3b …

P.S.アイ・ラヴ・ユー P.S. I Love You / The Beatles

主にポールの作品。こんな初期から、VIb, VIIbを上手に使って、これだけの曲を作ってたなんてすごいなと思います。IVの後のVII(7th)は、よくわかりませんが、IV7の裏コードという解釈もあるようです。VII(7th)ではなく、IV#dimにしている方もあるようですが…

ラヴ・ミー・ドゥ Love Me Do / The Beatles

1962年リリースのBeatlesのデビューシングル曲。もともとポールが16才で作曲した曲で、その後ジョンも一部手伝ったとのこと。コード進行は、前半は、IとIVの2つのコードのみ、Bridgeで、V V IV I, の繰り返し。この曲で、ブルースをやろうとしたとのことで、…

ハー・マジェスティー Her Majesty / The Beatles

ポールの曲。コード進行は、1625の4度進行多用。2と6は、マイナーだったり、メジャーコードだったり。「女王陛下はとってもかわいい娘」とか「いつかきっとものにしてやる」といった内容のパロディな歌詞の女王賛歌。最初は、ミーン・ミスター・マスタードと…

ジ・エンド The End / The Beatles

ポールの作曲。ビートルズ4人での最後の演奏。3部構成。1部はコード進行が、I-IVとII-V(1音上のI-IV)の後、I - IIIbdim と進んだ後に、リンゴの最初で最後のドラムソロ。2部は、I(7th)- IV(7th)の繰り返しで、ポール、ジョージ、ジョンの順で、2小節づつ3回…

キャリー・ザット・ウェイト Carry That Weight / The Beatles

ポールの曲: この曲独自のコード進行は、I % V %, V % I %, サビは、"You Never Give Me Your Money"のコード進行(枯葉進行)とメロディ。歌詞は、「ずっと重荷を背負って生きていくんだ」というような内容。Golden slumbersからのメドレーになっているため、…