コード進行のお勉強ノート

コード進行を度数(ディグリー)にして自己学習中。

The Beatles

ゴールデン・スランバー Golden Slumbers / The Beatles

2016年公開の3Dアニメ映画「Sing」の挿入歌にも使われたポールの曲。コード進行は、ダイアトニック・コード主体で、(IIIm or III -)VIm-IIm-V7-Iの4度進行が繰り返し出てきます。IImのところで、IIm ↔︎ IIIm/II ↔︎ IV/IIのように弾くところがいい感じです。R…

シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドー She Came In Through The Bathroom Window / The Beatles

ポールの曲。コード進行は、I - IV または、I - IVmを繰り返している感じの曲。 空き巣なのかファンなのか知人なのかは不明ですが、ポールの自宅のバスルームの窓から、女性が侵入してきたという実際の出来事にインスパイアされて書かれた歌詞。Key:A Verse:…

ポリシーン・パン Polythene Pam / The Beatles

ジョンの曲。コード進行は、VIIb-IV-I, VIb-VIIb-Iというように、3コード(I, IV, V)+ VIIb + VIb + IIIの6種類のメジャーコードの連鎖で構成されています。パンクロックぽい感じ。歌詞は、皮のブーツと、キルトを履いて、ポリシーン(ポリエチレン)のような…

ミーン・ミスター・マスタード Mean Mr Mustard / The Beatles

ジョンの曲。コード進行は、3コード(I, IV, V) + VIIb + VIbの5種類のメジャーコードの連鎖で構成。歌詞は、お金を節約するためにホームレスをしているというケチで汚い男の歌。パンという名前の働き者の妹がいる。1969年4月7月8月録音。Key:E Verse: 1 1 1 …

サン・キング Sun King / The Beatles

ジョンの曲。Introは、Fleetwood MacのAlbatrossという曲にインスパイアされたとのことで、確かに似ています。歌が入るところのコード進行は、C CM7 Gm7 A7で、keyもわかりにくいですが、C→B→Bb→Aと半音づつ下がる音が入ってるのは、偶然なのでしょうか?そ…

ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー - You Never Give Me Your Money / The Beatles

ポールの曲。未完成の曲をメドレーのように繋げて作ったというだけあって、途中からはガラッと変わります。最初のパート(X)のコード進行は、いわゆる枯葉進行のようです。次のパートは、平行調(長調)へ転調。同様に、4度進行が多いです。16(45)1の6の前にI…

ビコーズ Because / The Beatles

ジョンの曲。ハーモニーが美しい曲ですが、コード進行をみると、I want Youにも通じる独特な短調の曲です。II7やVIb7で、移動ドで、そbやらbの音が使われる他、bridgeでは、IIb(れb、ふぁ、らb)やIIb dim(れb、み、そ、しb)で、「れb」が使われています。…

ヒア・カムズ・ザ・サン Here Comes The Sun / The Beatles

ジョージの曲。エリッククラプトンの家の裏庭で日光浴をしていて、思いついたという美しい曲です。ギターは、7Frカポで、Dのkeyのフォームで、コード&メロディで、弾いているのが、気持ちいいです。コード進行をみると、Intro=verseは、I-I-IV-Vで、いたっ…

アイ・ウォント・ユー I Want You (She's So Heavy) / The Beatles

ジョンの曲。Introの、Im Im/IIIb II7(b9) VIb7 Vaug と進行する独特なコード進行がたまりません。これらは全て、みb(移動ド)の音を含んでいますが、II7(b9)とVIb7では、らbやそbの音が入ってきたり、3th-7th(増4度)の不安定な響きにより、とても、暗くて…

オクトパス・ガーデン Octopus's Garden / The Beatles

リンゴの曲。コード進行は、1645主体。 1969年4月7月録音ダイアトニックコードのマイナー(m)は省略。 Verse: 1 6 4 5, 1 6 4 5, 6 6 4 5, 1 6 (4 5) 1Inst 1 6 4 5, 1 6 (4 5) 1Outro: 4 5 6 6, 4 5 6 6, 4 5 1 (- 5 1 -) Octopus's Garden - The Beatles - …

オー!ダーリン Oh! Darling / The Beatles

ポールの曲。最初のV augが、渋いですね。Verseの最初の4小節は、Let it Beと同じ1564。サビでは、Beatlesらしく、VIbやIIを上手に使っています。1969年4月7月8月録音。ダイアトニックコードのマイナー(m)は省略。 Key:A Intro: 5 augVerse: 1 5 6 4, ( 2 5 …

マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー Maxwell's Silver Hammer / The Beatles

ポールの曲。コード進行に4度進行多用のほのぼのした曲調ですが、歌詞は、恐ろしい殺人事件の歌。1969年7月8月録音。ダイアトニックコードのマイナー(m)は省略。 Key:D Verse: (1 1/7) 6Δ 2 2, 5 5 1 5, 2Δ % 5 %,Refrain: 1 % 2Δ %, 5 % 2 5,Interlude: (1 …

サムシング Something / The Beatles

ジョージの曲。コード進行は、イントロのIVとVの間で、IIIbが使われています。Bass音はF-Eb-D-Cと順次下降です。Verseで、C CΔ7 C7と、Am AmΔ7 Am7の2種類のクリシエがでてきます。サビは、短3度下に転調。I/V IΔ7/V VIm VIm/V IVのところも、移動ドで、ど…

カム・トゥゲザー Come Together / The Beatles

ジョンの曲。1969年7月録音。 コードは、4種類のみ、Im7のところは、b3=みb(移動ド)の音がメロディに入るため、短調の雰囲気が強いのですが、I7(#9)と解釈されている方もおられました。こちらも、#9=b3=みbが入りますが、3th-7thの増4度を含むことで、より不…

プリーズ・ミスター・ポストマン (Please Mister Postman)

コード進行は、Doo-wop 進行(50S 進行)こと、1645進行。僕は、中学の時、Beatlesのカバーでこの曲を知りましたが、カーペンターズや原曲、ア・カペラもいいですね。www.cifraclub.comKids かわいすぎ!! www.youtube.com原曲(Marvelettes;1961年) www.youtu…

アイ・ミー・マイン I Me Mine/ The Beatles

ジョージの作。ワルツで始まる短調の曲。メインのコード進行「Im-IV-VIIb-V-I」において、IVm(ふぁ・らb・ど)ではなくて、IV(ふぁ・ら・ど)になっているのは、次のVIIbにとってドミナントに相当するからとの解釈もありますが、IVmより断然いいですね。こ…

ゲット・バック Get Back / The Beatles

ポールの曲。I, IV, VIIbの3コードのみというシンプルなコード進行。1969年1月録音。Let it Be(1970)に収録。Key: A Intro: 1 1 1 (1 7b 4), Verse: 1 1 4 1, repeatRefrain: 1 1 4 (1 7b 4), repeatRefrain': 1 1 4 (1 7b 4), 1 1 1 4,Break: 1 1 4 (1 7b 4…

フォー・ユー・ブルー For You Blue/ The Beatles

ジョージが作ったブルース曲。1969年1月録音。Let it Be(1970)に収録。Key: D Intro: 1 4 2Δ 5 5, (4で6th, 2で7th)Verse 1 4 1 1, 4 4 1 1, 5 4 1 5,For You Blue - The Beatles - Cifra ClubAlan W. Pollack's Notes on "For You Blue"For You Blue – The …

ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード The Long And Winding Road/ The Beatles

ポール作の名曲。ダイアトニックコード主体で、4度進行が多い曲ですね。ポールによると「自分にはどうやっても手の届かないものについての曲だよ。決して辿りつけない扉、そして終わることのない道について」とのこと。1969年1月に録音したものを土台に編曲…

ワン・アフター・909 One After 909/ The Beatles

ジョンとポールの共作で、主にジョンが作ったとされる曲。デビュー前(1960年)の作曲だけあって、コード進行は、スリーコード主体のロックンロールですが、イントロもサビもあるし、IIも出てきます。1969年アップルビルの屋上で録音。Let it Be(1970)に収録。…

アイヴ・ガッタ・フィーリング I've Got A Feeling/ The Beatles

ジョンとポールの別の曲を合体させて作った曲。1969年1月アップルビル屋上で演奏。Let it Be(1970)に収録。Key: A Intro: 1 4/1 1 4/1, repeat 4/1 = 1 (4th, 6th) = 4 on 5thVerse: 1 4/1 1 4/1, repeat(4×) 1(7th) % (5 7b) 4, 1 4 1 4,Bridge: 5 % 7b %, …

レット・イット・ビー Let It Be/ The Beatles

ポール作の名曲。こういう曲らしく、ダイアトニックコード主体ですが、V-IV-Iが繰り返し出てくるのが特徴的です。V-IVとIV-Iに分けて考えると、V→IVは禁則と呼ばれる進行。IV-Iは、変終止(アーメン終止)と呼ぶそうですが、完全終止(V-I)に比べると終止感が…

ディグ・イット Dig It/ The Beatles

作曲は4人名義の即興の曲。コード進行は、I - IV - V - IVの繰り返し。1969年1月に録音。Let it Be(1970)に収録。Dig It - The Beatles - Cifra ClubAlan W. Pollack's Notes on "Dig It"Dig It – The Beatles | Goldmine1969.com真実のビートルズ・サウンド…

ディグ・ア・ポニー Dig A Pony/ The Beatles

ジョンの曲。3拍子のロックンロール。コード進行みると、VIIb - IV - I, VIIb - VIIm7(b5) - I, I - VIm - IIm - VIIb, IIm - VIIb - V, と、VIIbを上手に使っています。 また、歌詞は、聞き手に意味を想像させます。1969年1月、アップルビル屋上で録音。Let…

アクロス・ザ・ユニバース Across The Universe / The Beatles

ジョンの曲。不思議な曲調ですので、変わったコードが使われているのかと思っていましたが、実際には、IVm以外は、ダイアトニックコードでした。IntroのI - IIIm - V, VerseのI - VIm - IIIm - IIm - Vと、IIImがいい味を出している気がしました。それと、V…

トゥ・オブ・アス Two Of Us / The Beatles

ポールの曲。ポールのアコギのイントロが素敵です。Aメロは、ダイアトニックコード(1245)のみですが、V→IVが繰り返し出てきたり、変拍子で、拍子がコロコロ変わっています。Bridgeで、同主調短調へ転調しているようです。ポールとリンダがドライブをしていた…

イッツ・オール・トゥ・マッチ It's All Too Much/ The Beatles

ジョージのハードロックぽい曲。ベース音がずっとGで、コードもCとGを行ったり来たりとのことです。録音は1967年。Yellow Submarine(1969)に収録。Alan W. Pollack's Notes on "It's All Too Much"www.terrax.site真実のビートルズ・サウンド完全版|商品一覧…

ヘイ・ブルドッグ Hey Bulldog/ The Beatles

ジョンの曲。イントロのリフがカッコいい曲。コード進行は、メジャーでありながら、verseで、Vm, VIIbを使用し、ミクソリディアンあるいは、それに近いモード。Refrainで、同主調短調へ転調。録音は1968年2月。Yellow Submarine(1969)に収録。Key: B - BmInt…

オール・トゥゲザー・ナウ All Together Now/ The Beatles

ポールの曲。タイトルは、「それでは皆さん御一緒に」の意味で、子供向けに作った曲で、I, IV, Vの3コードのみ。Yellow Submarine(1969)に収録。 Key:G Verse 1 1 5 5, 1 (1 5) (5 1) 1,Bridge 4 4 1 1, 4 4 5 5 5 5,Refrain 1 1 1 1, 5 5 1 1,Outro 1 1 1 1…

イエロー・サブマリン Yellow Submarine/ The Beatles

主にポールが作った曲。子供むけだけあって、ダイアトニックコードで構成。「リボルバー(1966年)」、Yellow Submarine(1969)に収録。注)ダイアトニックコードのマイナー(m)は省略しています。 verse 1 (5 4) (1 6) 2 (5 1), repeat Refrain 1 5 5 1, repeat…