イパネマの娘 / アントニオ・カルロス・ジョビン(その1)

（原題: Garota de Ipanema、英語題: The Girl from Ipanema）
1962年に作られたBossa Novaのスタンダード・ナンバー。イパネマというのはブラジルの美しい海岸の名前。アントニオ・カルロス・ジョビンとヴィニシウス・ヂ・モライスが、リオデジャネイロのイパネマ海岸を歩く、美少女の姿を見て、即席に曲を作ったという話です。
1964年発表のスタンゲッツとの共作アルバム「ゲッツ / ジルベルト」が大ヒットしたことで、このアルバムのバージョンが世界的に有名になりました。アルバムでは、ジョアンジルベルトがポルトガル語で歌い、続いて、アストラッド・ジルベルトが英語詩で歌っていますが、シングルカットの時は、時間の制約と商業的戦略もあって、ポルトガル語歌唱は削除されたそうです。シングルもビルボード Hot 100で5位、イージーリスニング・チャートで1位を記録するヒットだったようです。