ゴールデン・スランバー Golden Slumbers / The Beatles

2016年公開の3Dアニメ映画「Sing」の挿入歌にも使われたポールの曲。コード進行は、ダイアトニック・コード主体で、(IIIm or III -)VIm-IIm-V7-Iの4度進行が繰り返し出てきます。IImのところで、IIm ↔︎ IIIm/II ↔︎ IV/IIのように弾くところがいい感じです。Rootからの度数で表すと、(1,3b) ↔︎ (2, 4)↔︎ (3b,5)ですから、IIm ↔︎ IIm(9th,11th)とも言えます。サビの「IV7」も、みbが含まれ、ブルージーで、一味変わります。
　slumberは、「眠り」「まどろみ」等の意味。久しぶりに実家に帰ったポール。義理の妹のルース（父の再婚相手の連れ子）の楽譜集の中にあった、トーマス・デッカー作の16世紀の子守唄「Golden Slumbers With Your Eyes」の歌詞を気に入って、曲をつけました。つけ加えた歌詞は、「Once, there was a way to get back homeward（かつて、「帰るための道のり（家路）」が、あった）」など。ここが過去形のため、和訳もいろいろで、ポールの真意がどうなのかわからないのですが、家路の思い出を懐かしむ気持ちを歌っているようでもありますし、家路が、かつては確かにあったんだけど、今は、あるのか無いのかわからなくなってしまったという、少し寂しい歌詞であるようにも感じます。「Beatlesを元の状態に戻したいのに、解散が不可避な現実」「月日とともに、故郷〜実家の風景が変化していく現実。」とも重ねて考えると、両方含んでいる気がします。
　同名ミステリー小説（伊坂幸太郎作；2007年発売）および同名映画（堺雅人主演；中村義洋監督；2010年公開）が人気で、韓国でも映画化されたとか。

ダイアトニックコードのマイナー(m)は省略。
Key:C
Intro:
6, 6, topが7th

Verse:
6 6 6 6,
2 2 2 2, → 2 3/2 4/2 (3/2 4/2)
5 5 5 5,
1 3 6 2 2, （3は3Δでも可）
5 5 1 1,

Refrain:
1 1 4(7th) % 1 1,
1 1 4(7th) %,
1 3Δ 6 2(9th) %,
5 5 1 1,

Golden Slumbers - The Beatles - Cifra Club

Alan W. Pollack's Notes on "Golden Slumbers"

Golden SlumbersからCarry That Weight～ビートルズ楽曲topic★★★ - 音楽教室運営奮闘記

Golden Slumbers – The Beatles | Goldmine1969.com

Golden Slumbers～Carry That Weight～The End / ゴールデン・スランバー～キャリー・ザット・ウェイト～ジ・エンド（The Beatles / ビートルズ）1969 : 洋楽和訳 Neverending Music

およげ！対訳くん: Golden Slumber ザ・ビートルズ (The Beatles)

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ゴールデンスランバーの歌詞の基となった詩 – MAASH

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